Windows UpdateでBluetoothデバイスが死んだ

朝にノートパソコンを触ると, Windows Updateによって再起動した形跡があった. そこからBlueToothのマウス操作しようとしても動かない...

どうやら, WindowsUpdateによって, Bluetooth接続のHID機器が繋がらなくなったようだ.

状態確認

Windowsの設定から"デバイス/Bluetoothとその他のデバイス"を開くと, 普段は"接続済み" or "ペアリング済み"と表示されている箇所が"Bluetoothが無効です"となっていた. "Bluetooth またはその他のデバイスを追加する"を実行しようとしても, このパソコンにはBluetooth機能が付いてませんと出てくる.

バイスマネージャーを開いてもBluetoothの項目はなかった. そのかわり, ”ヒューマン インターフェイスバイス"の中に"不明なUSBデバイス(デバイス記述子要求の失敗)"という見慣れないものがあった. どうやらこれがノートパソコンの内蔵Bluetoothだったものらしい. その残骸のプロパティを見ても, 次のようにしか書かれていなかった.

  • 状態
    • 問題が発生したのでこのデバイスは停止しました。 (コード 43)
    • USB デバイス記述子の要求が失敗しました。
  • イベント
  • バイス USB\VID_XXXX&PID_XXXX\X&XXXXXXXX&X&X を使用するには、さらにインストールが必要です。

実行した対処法

この内蔵Bluetoothを復活させるために試した方法を順に書いていく.

完全シャットダウン

検索した結果, 完全シャットダウンを行って回復した例が見つかった. 完全シャットダウンする方法として, 次の方法が紹介されていた.

  • 完全シャットダウン(Shiftキーを押しながらシャットダウンを実行する)
  • 電源のシャットダウン設定にある"高速スタートアップを有効化する(推奨)"のチェックを外す

結果: 回復せず

Shiftキーを押しながらシャットダウンを実行しても, 本当に完全シャットダウンが実行されたか確認する方法がないので使い勝手が悪かった, そもそも, 既に高速スタートアップは無効化していたので最初から実行し続けている. 一応, デバイスマネージャーで問題のデバイスをアンインストールしてから試したり, 数分間隔を明けてから電源を入れたりもしてみたが変わらなかった.

BIOS画面を開く

以前に同様の問題が起きた時, BIOS画面を開いてBIOSを更新したら解決したという記憶があるので試してみた

結果: 解決せず

BIOSの更新対象が存在しなかったため, 記憶と同じ手は使えなかった. 他の設定項目を操作してみたが, 変化がなかった.

Bruetoothドライバの更新

Windows Updateの更新の履歴を見ると, ドライバー更新プログラムの箇所の箇所に, "Intel Corporation - Bluetooth - 21.90.0.4"が7/11に正しくインストールされました, と書かれていた.

一方で, このPCにインストールされているものを見てみると, "Intel(R) Wireless Bluetooth"のversion 19.11.1639.0649だった.

両者のversionの差が大きいためドライバ更新によって不整合が起こったのではないか, と考えたられたので, Windows * 向けインテル®ワイヤレス Bluetooth®10から, パッケージバージョン = 21.90.2のものをinstallした.

結果: その後, 上と同じ方法で完全シャットダウンをしてみたが解決せず

Window Updateのアンインストール

Windows Updateの”更新プログラムのアンインストール”から, 今朝インストールされたプログラムをアンインストールした.

結果: 解決せず

最終的に

コマンドプロンプトを開いてshutdown /s /f /t 0を実行1して. ふて寝して約1時間後に電源を入れたらBluetoothバイスが復活していた.

それまでも, 各設定を試した後に数回は2つの方法の完全シャットダウンを試していたはずなのに, 何故かこの方法で復活した.

何故だ……

CUIからのコマンド実行が一番確実な完全シャットダウン方法だったのかもしれないし, 電源を切っている時間が数分では足りなかったのが原因かもしれないし, 物理的にデバイスが死にかけていて安定していないのかもしれない...

謎だ……


  1. 完全シャットダウンを調べていたとき紹介されていた方法だったが, 他の2つの方法が効果がなかったので無視していた